レッスン 2,
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no.1_エピファニーとガレット・デ・ロワの食べ方 (サンプル)
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Journal+和訳
Quand on parle de l'Épiphanie, on pense tout de suite à la galette des Rois.
エピファニーと言えば、ガレット・デ・ロワがすぐに思い浮かびます。
Ces derniers temps, on trouve toutes sortes de galettes : non seulement à la pâte d'amandes mais aussi avec de la compote de pommes ou de poires, etc.
最近は、非常に様々な種類のガレットがあります : アーモンドペーストのものだけでなく、りんごや梨のコンポートのものなど。
Ce n'est pas difficile à faire soi-même, et je vois pas mal de gens qui en préparent une à la maison.
手作りも難しくないので、自宅でガレットを作る人も結構知っています。
Dans la galette des Rois, on met une fève : c'est une sorte de tirage au sort.
ガレット・デ・ロワの中にはフェーヴを入れます : これはある種のくじ引きです。
D'abord on découpe la galette puis c'est la plus jeune personne présente qui prononce le nom d'une personne pour chaque part, mais sans regarder la galette.
まずガレットを切り分け、それからそこにいるもっとも若い人が、ガレットを見ずに、その一切れが誰のものか、名前を言うのです。
Si c'est toi qui trouves la fève dans ta part de galette, tu deviens le roi, et tu peux prendre la couronne !
もし自分のガレットにフェーヴが入っていたら、あなたが王様、王冠をかぶりましょう!
各文解説
Cette année, l'Épiphanie a été le lendemain du Nouvel An.
今年、エピファニー(公現祭)は元旦の翌日でした。
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Épiphanie
エピファニー(公現祭)は基本大文字で書きます。
大文字ですので、アクサンテギュはあってもなくてもOK。
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Nouvel An
元旦、もしくはニューイヤーパーティーという意味でつかう場合、このように大文字で書くのが正式な書き方のようです。
ただ、これはあまり守られておらず、nouvel an と書いても問題ないことが多いでしょう。
Je préfère quand les fêtes ne tombent pas deux jours de suite.
祝日は2日連続ではないほうがいいです。
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tomber
転ぶ、倒れる、下がる、落ちるといった意味の重要動詞ですが、「(行事、日付などが)…に当たる」という意味があります。
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de suite
続けて、連続して、という意味の重要表現です。
En plus, c'était dans le weekend, c'était un peu dommage.
しかも、週末に重なりました、ちょっと残念です。
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dans le weekend
週末ですが、c’était le weekend でも、c’était pendant le weekend でもここではオッケーです。
また、weekend は week-end でも!
Quand on parle de l'Épiphanie, on pense tout de suite à la galette des Rois.
エピファニーと言えば、ガレット・デ・ロワがすぐに思い浮かびます。
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parler
話す、しゃべるという意味の動詞ですが、ここでは「…について言えば、…といえば」というニュアンスです。
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tout de suite
上記 2. の文章では「続けて、連続して」という意味でしたが、ここでは「すぐに」という意味になります。
特に話し言葉で使われる意味です。
副詞的に使われるので、penser の後に位置しているのがポイントです。
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galette des Rois
このガレット・デ・ロワの意味のときは、Rois と大文字にするのが本来の決まりのようです。
ただ、これも特に守られていなくて、galette des rois と書いてあるのをよく見かけます。
Ces derniers temps, on trouve toutes sortes de galettes : non seulement à la pâte d'amandes mais aussi avec de la compote de pommes ou de poires, etc.
最近は、非常に様々な種類のガレットがあります : アーモンドペーストのものだけでなく、りんごや梨のコンポートのものなど。
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trouver
…を見つける、見いだすという意味の動詞ですが、ここでは「(あることを)認める、散見する」というニュアンスです。
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toutes sortes de
各種の、あらゆる、様々な、という言い方です。
plein de sortes でも大丈夫ですが、ここでは toutes sortes de のほうがナチュラルです。 -
non seulement.. mais aussi …
…だけでなく…もまた、という重要表現です。
à la pâte d'amandes の部分は、à la frangipane (アーモンドクリーム)でももちろんOKです。
Ce n'est pas difficile à faire soi-même, et je vois pas mal de gens qui en préparent une à la maison.
手作りも難しくないので、自宅でガレットを作る人も結構知っています。
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C’est difficile à
ここでは、difficile à +不定詞という形ですが、difficile de+不定詞という形もありえます。基本的には、主語が、非人称(人や物を直接受けていない)場合、de を取ります。ここでは、galette のことを指していますので、 à で受けます。
Il est difficile de trouver de l'or. 金を見つけるのは難しい
Dans la galette des Rois, on met une fève : c'est une sorte de tirage au sort.
ガレット・デ・ロワの中にはフェーヴを入れます : これはある種のくじ引きです。
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y を使うバージョン
ガレットの中に入れる、という場合、y を使って、こんなフレーズも可能です。
La galette des Rois a une particularité : on y met une fève. (ガレット・デ・ロワには特徴があります : 中にフェーヴを入れます)
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une sorte de +無冠詞名詞
…のようなもの、一種の、というときの言い回しです。
Alors il y a une façon particulière de partager la galette.
さてガレットを分けるのには特別なやり方があります。
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une façon +形容詞
…な仕方で、という言い回しです。
D'abord on découpe la galette puis c'est la plus jeune personne présente qui prononce le nom d'une personne pour chaque part, mais sans regarder la galette.
まずガレットを切り分け、それからそこにいるもっとも若い人が、ガレットを見ずに、その一切れが誰のものか、名前を言うのです。
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la plus jeune personne
最も若い人、ですが、ここでは単に le plus petit enfant でもいいかもしれません。
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sans +不定詞
…せずに、という意味です。
この文のように構成がやや複雑な場合、このような言い方でシンプルに言うことができればベストです。
Si c'est toi qui trouves la fève dans ta part de galette, tu deviens le roi, et tu peux prendre la couronne !
もし自分のガレットにフェーヴが入っていたら、あなたが王様、王冠をかぶりましょう!
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tu / on 不特定の人物
この例は tu を「あなたが…」と訳していますが、ここでは、特定の人物を示さない主語、on と近い使い方です。
会話で頻出です。
on との違いは、tu が不特定のある単数の人物を意味するのに対し、on は nous の代わりに使われるのでもわかるように、一般的に複数の人物を想定していることです。
日記内容への蛇足コメント
日記で1月2日がどうのこうのと書いていますが、実際はエピファニーはクリスマスの12日後なので1月6日です。
が、必ずいつも休みの日にはならないので、1月の最初の日曜日にお祝いする形になっていて、よって今年は1月2日だった、というわけです。
だから週末だと文句いっていますが、毎年週末なんですね。
で、9日の日曜日でも良いそうで、1月の15日ぐらいまではガレット・デ・ロワは集まりがあれば出される感じです。
ちなみにですが、ガレット・デ・ロワをパン屋さんなどで買った場合、一番原価が高いのはやはりフェーヴだそうです。原価1.5ユーロだとニュースで見ました。
うーむ。
フェーヴがないガレットは寂しいので、入れて欲しいですが、その分バターの風味たっぷりの美味しいガレットになるならそのほうがいいかな…。
おまけのほうが高い駄菓子の感覚でしょうか。
そうそう、ガレットは上記の日記のとおり、切り分けてから配りますが、高確率で、切るときにフェーヴにナイフがガツンと当たります。当たらないように気をつけはするのですが。
毎年どこかで見かける光景です。
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